中々画期的な製品だと思います。
7月18日、Sonyはパソコンにセットしておくだけで自動的にバックアップを実行してくれるSDカードを発表しました。発売開始は8月20日を予定しています。
このカードの特徴はSDカードサイズになっており、パソコンにセットしておくと指定したフォルダのデータを自動的、且つリアルタイムでバックアップしてくれる点にあります。
従来、パソコンのバックアップはスケジュールを立てて定期的に行う様なものが殆どでした。
なので、一旦事故が起きてファイルが消失した際には、事故が起きる直前のスケジュールでバックアップしたデータまでしか復元が出来ず、事故直前までのデータは諦めるしかなかったのです。
しかしこのカードを使った場合、バックアップはリアルタイムで行われるので、事故直前までの状態にも戻す事が可能になります。
しかもその作業が全自動で行われるので、ユーザーはバックアップを意識することなく、常にバックアップがされている、という簡単、安心なシステムとなるのです。
またバックアップファイルは暗号化されて保存されるので、仮にこのカードを抜き出して他のパソコンで閲覧しようとしても、暗号化されているので簡単には読みだせない、と言う事になります。
現在、Sonyのwebサイトではこの「バックアップSDカード」に付属するソフトウェア「Real-time Backup Utility」を30日間無料試用出来るソフトウェアを公開しています。
このソフトをパソコンに組み込む事でバックアップSDカードの使い勝手を体験する事が出来ます。興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
製品は8月20日ごろ発売予定、16/32/64GBの用意がありますが、64GBモデルはSDXC、32/16GBはSDHCと規格が異なりますので、ご利用のパソコンで対応出来るかどうかを確認しておく必要があります。
またパソコンによってはSDカードが本体内に完全に隠れないタイプもあるので、この点も注意が必要です。